Illustratorで飛び出してる文字(立体文字)をサクッと作るチュートリアル

影を下に落として、さらに影を中央に寄せて奥から手前に飛び出しているような立体文字を使用している画像は頻繁に見かけることがある思います。立体文字はIllustratorのアピアランスを使用すると簡単に作ることができます。

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立体文字はインパクトを生む効果のため、キャッチコピーや特に伝えたい部分などのに用いると効果的だと思います。

Illustratorのアピアランスを使用して立体文字を作る

文字ツールで文字を入力します。この入力の段階では、文字色は何色でも構いません。 文字を入力したら、メニューバーの[ウィンドウ]→[アピアランス]を選んでアピアランスパネルを表示します。

文字を入力したら、ウィンドウメニュー→アピアランスを選んでアピアランスパネルを表示します

入力した文字をダブルクリックして編集状態にしてから文字をドラックして選択し、アピアランスウィンドウの中の線と塗りを「なし」に設定します。

アピアランスウィンドウの中の線と塗りを「なし」に設定します

設定が終わったら、先ほど入力したテキストを選択ツールで選択します。 アピアランスパネルの下部の左から2番目にある「新規塗りを追加」をクリックして、まずは[塗り]の色を設定を追加します。ここで設定した塗りの色が文字色となります。(今回は白にしています。)

「新規塗りを追加」をクリックして、まずは 「塗り」の色を設定を追加します

次に、アピアランスパネルの下部の一番左にある「新規線を追加」をクリックして、[線]の色と線幅を設定を追加します。ここで設定した線の色が枠線と立体部分の色となります。(今回は色を黒、線幅を20ptにしています。)

この時、[線]を選択した状態で線パネルを表示させ、[角の形状:ラウンド結合]に変更しておくとよいでしょう。

ここまで設定をすると、白文字黒線の袋文字が出来上がっているはずです。もし、綺麗な袋文字になっていない場合は、アピアランスパネルの[塗り]と[線]の順番が逆になっている可能性があります。その場合は、パネル上で[線]を[塗り]下に移動させます。

「新規線を追加」をクリックして、[線]の色と線幅を設定を追加します

アピアランスパネルの下部の左から3番目にある「新規効果を追加」をクリックするとメニューが表示されるので、[パスの変形]→[変形]を選択すると、「変形効果」のダイアログが表示されます。

[パスの変形]→[変形]を選択すると、「変形効果」のダイアログが表示されます

今回、「変形効果」で設定する項目は、[拡大・縮小]、[移動]、[コピー]の3つになります。

[拡大・縮小]項目の数値を変えることで、影の広がり具合を設定できます。それぞれ100%より小さい数値にすると、前面に飛び出すような奥行きのある立体的な影にすることができます。今回は奥から手前に飛び出してくるような立体文字を作りたいので、[水平方向:99%]、[垂直方向:99%]としました。

[移動]項目の[水平方向]と[垂直方向]の数値を変えることで、影の向きを設定できます。今回は[水平方向:1px]、[垂直方向:1px]としました。

[コピー]項目の数値を変えることで、影の厚みを変更することができます。今回は[コピー:30]としました。

「変形効果」で設定する項目は、[拡大・縮小]、[移動]、[コピー]の3つになります

[拡大・縮小]項目の数値を95%や90%に少し調整するだけでも影の位置が極端に変わるので、効果を使用するテキストやシーンに合わせて少しずつ数値を調整するのがポイントです。

完成

個人的な感覚になりますが、「変形効果」の順番として、[コピー]→[移動]→[拡大・縮小]の順で項目を設定していくと、影がプレビューに反映されるので調整がやり易いと感じました。

また、ブレンドツールを用いても立体文字は作れるようです。今回は触れませんでしたが、気になる方は参考に作成してみてください。

参考

Illustratorのブレンドツールを使って、飛び出す文字を作ってみよう!
https://www.asobou.co.jp/blog/web/illustrator-blend

【Illustrator初心者でも簡単にできる!】立体文字を作る方法【ブレンド機能】
https://www.alta.co.jp/blog/post-5073/

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